ひきこもりや不登校になる子ども達には共通点があります。
◆両親が完璧主義
ひきこもりや不登校のお父さん・お母さんは完璧主義の方が大変多いです。
◆子どもを叱ることが少ない・叱らない
これは言い換えると『子どもがおりこうさんで注意するきっかけがない』
ということと同じです。
◆豊かな生活環境の子ども
何一つ不自由のない生活を送ってきた。または、買い与えてきた。
◆兄弟が2人以内の子ども
一人っ子や兄弟が2人以内の子どもは競争心や闘争心が少なく、
集団生活を苦手とします。
◆なんでも他人せいにする子ども
問題が生じた時、自分の反省材料を生み出せていない。

■Case1 不登校
−自分としっかり向き合うきっかけに−
A夫妻の長女(B)さんは中学2年生の時、友達から嘘をつかれ裏切られ、次第に人が信じられなくなり学校に行くことができなくなりました。 しかし、カウンセリングを受けるうちに対人関係の厳しさを理解し、次第に心に溜まっていた自分の気持ちを素直にカウンセラーに伝えられるようになり、学校に通えるようになりました。
★Bさんがとっている態度が相手(友人)を不快にしていたためトラブルが発生。 そこでカウンセリング時に重点を置いたことは、『Bさんが回りにとっている態度をカウンセラーが同様にBさんに示すことで、それが不快だと認識させること』でした。
■Case2 不登校
−自分の居場所・役割を見出し学校に通えるように−
やっとの思いで希望する高校に入学したあと、目標を見失って不登校になったC君。 「学校に行く意味が分からない」と希望を持てずにいましたが、カウンセリングを受けることで、次第に学校に通えるようになりました。
★『16歳のC君には大学生活や就職など先々に人生のステップアップがまだまだあり、目標を見失う場合じゃない』と伝え、『自分の居場所や自分の役目を理解させること』に焦点をあててカウンセリングをしました。
■Case3 ひきこもり
−社会の厳しさを乗り越え復職へ−
大学を卒業した後自分が希望する会社に就職が決まるも、入社半年後にDさんは社会の厳しさに直面。 家族や友人にも相談ができず、社会からの孤立感を覚えてひきこもりになりました。 しかしカウンセリングを受けて、社会の厳しさを学び復職するようになりました。
★『仕事をする上でどの部分で耐えて、どの部分で耐え切れないかを見極めること』をカウンセリングしました。
■Case4 ひきこもり
−親元を離れることで自立心を育てる−
高校2年生の時に学校が嫌になり中退し、それから7年間ひきこもりを続けていたEさん。 両親の助言は全て反発していたのにも関わらず、カウンセリングを受けることで友人も作り今では正社員として就職しています。
★反発するEさんには一人暮らしをしてもらいました。 人が生活していくためにはお金が必要で、それには社会に出て仕事をしなければならないということを、一人暮らしを体験し学んでもらいカウンセリングしました。
■Case5 夫の暴力(ドメスティック・バイオレンス)
−夫への依存を断ち切り新生活に希望を見出す−
結婚生活が始まったとたんすぐに夫の態度が豹変し、Fさんに暴行するようになりました。 初めは“身内のこと”として我慢していましたが、耐え切れずカウンセリングを受けました。 今では夫と別れ、子どもと力を合わせて生活しています。
★Fさんが夫の暴力に耐えているのは、夫に“経済力”があるからですが、我慢にも限界があります。 そこでカウンセリング時に、新生活の手段をたくさん提供し、新しい生活に希望を見出し解決しました。

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